発注者支援業務(施工管理)の流れFLOW

発注者支援業務(施工管理)の流れ

発注者支援業務(施工管理)とは 発注者支援業務(施工管理)とは

1.契約受注

発注者(国土交通省・自治体・高速道路会社)と公共工事の調査・協議・施工の管理業務の請負契約を結びます。発注者社員と一体となって、現場の調査や立ち合い、地域の土地保有者・近隣住民等との協議や資料作成等を行い、地域の皆様の理解を得て、建設予定用地を確保します。

2.計画・設計

建設用地が確保されると、高速道路であれば、道路・橋梁・トンネル・舗装等の設計に進みます。当社の設計部門では、発注者からの直接受注により各種設計に取り組みますが、発注者支援業務(施工管理)では、設計の発注・監督・照査業務を行います。

3.施工管理

建設会社に工事が発注されると、いよいよ現場の施工が始まります。この時期における発注者支援業務は、最も業務比重の大きな内容で、発注のための積算補助、施工業者への技術指導・安全管理・品質管理・工程管理・完成検査を行います。土木工事はその規模が大きいため、完成後の手直しとなると、膨大な費用と月日がかかることから、工事の途中段階で何度もその品質について検査が必要となります。
高速道路建設は、日々のマネジメントの積み重ねで成し遂げられていく、長期にわたる壮大な事業です。施工現場は地域住民の生活の場でもあり、工事が進行する中で、さまざまな出来事が生じます。当社では、本社設計部と緊密な連携をとって、各現場で起こる諸問題に対処しています。

室内における検討中
室内における検討作業

ⅰ:施工計画・設計照査

現場事務所では、測量会社やコンサルタントが作成した、道路を構成する橋梁やトンネルなどの設計図書を照査します。
また、特殊な工事では、委員会や施工会社における施工検討の内容について、過去の実績などを参照し、安全にかつ工程通りに施工可能かチェックを行います。

安全パトロール、指摘内容等
安全パトロール

ⅱ:安全管理

建設現場には、重機による事故・落下事故・交通事故などの危険要素が、日々変化しながら潜んでいます。良い品質の構造物を工程通りに作り上げたとしても、人命にかかわる重大な事故を起こしては、2~3年間の努力が一瞬にして消え去るとともに、工事の悪例となり、関係機関から指導・厳しい評価を受けることとなります。土木工事は、地形・地質・気象に加え、施工会社も異なる条件で行われるため、安全対策に全く同じ前例はなく、各現場で創意工夫しながら対応していきます。当社では、工程を優先に考えるのではなく、安全・品質・工程の3本柱を等価とし、現場の指導を行っています。

検測、立ち合い等
検測、立ち合い等

ⅲ:品質管理

盛土の敷均し・締固めは、その土質に適合した敷均し厚・締固め回数で、密度管理を行いながら、重交通に耐えうる道路を作っていきます。また、裏込め・敷砂利・地下排水溝などの道路完成時に測ることのできない工事目的物を、工事期間中に検測します。橋梁やトンネル、カルバートや現場打ち水路などのコンクリート構造物では、型枠や鉄筋配置など打設前検査を行うと共に、打設時には、生コンクリートの性状検査・流動性検査を行い、コンクリート打設開始を指示します。現場の状況は目まぐるしく変化するため、迅速に判断できる能力が育まれます。

事務所における工程打ち合わせ状景
事務所における工程打ち合わせ

ⅳ:工程管理

一般に、土木公共工事では2~3年の工期が必要となります。工事全体の工程はもとより、1か月、1週間と、構造物ごとの工程管理の積み重ねとなります。また、工事区域では、複数の施工会社による異なる工事が並行して行われるため、現場事務所では、それらの工事を担当する建設会社間の調整も行います。各工事の工程を執行させ、安全と品質を考慮しながら、全体として発注者の意図する工期内で完成させることが、管理を請け負った当社の使命です。